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IPv4 over IPv6で通信速度アップするのはなぜ?

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「IPv4 over IPv6」で通信速度が速くなる?

どうも、ヒロです。

現状通信速度が最も速い通信サービスと言えば「光回線」ですよね。

スマホやモバイルルーターといったモバイル回線の最大通信速度が
700Mbps程度なのに対して、光回線だと1~2Gbpsです。

さらにauひかりでは、今のところ一部地域のみが対象ですが、
最大5Gbpsや10Gbpsといった超高速サービスも提供されています。

しかし実際に光回線を使ってみると、
思ったほど速く感じないなんてこともあるんじゃないでしょうか。

特にWi-Fi接続でテレビなどの他の機器も同時に使っている場合には、
速くないどころか遅いと感じてしまうこともあるぐらいです。

そこで、光回線の通信速度アップが期待できるとして注目を集めているのが
「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」です。

次世代通信方式である「IPv6 IPoE」に、
これまた新しい技術である「IPv4 over IPv6」を組み合わせたものなんですね。

IPv6 IPoEだけだとそれほど期待できませんが、IPv4 over IPv6を組み合わせることで
大幅な通信速度アップが期待できるようになります。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6は1つじゃない?

「IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6」はあくまで通信方式の名称であり、こ
れをサービス名として提供している事業者がありません。

提供している事業者ごとに
 ・v6プラス
 ・IPv6オプション
 ・v6アルファ
 ・IPv6高速ハイブリッド
 ・transix
などの名前でサービスを提供しています。

フレッツ光や光コラボレーション以外の光回線だと、
「デュアルスタック方式」という名前を使っていることもありますね。

提供している事業者が違いますから、厳密に言えば、
使っている技術などが多少違うんだとは思います。

しかし技術的な違いなんてユーザーには関係ありませんから、
いずれもIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6であり、
通信速度が速くなる可能性が高いという点では同じです。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6で通信速度が速くなるのはなぜ?

回線やプロバイダはそのままでも、通信方式がIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に
変わるだけで通信速度が速くなるのはなぜなんでしょうか?

一般的には「IPv6」を使うことで通信速度が速くなると思われていますが、
実はIPv6自体には通信速度をアップさせる効果はありません。

IPv6というのは、インターネットを使う際に必要となる「IPアドレス」の1つで、
v6は「バージョン6」を表しています。

現状主に使われているIPアドレスはバージョン4である「IPv4」です。

IPv4は数に限りがあり、約43億個しか使うことができません。

世界の総人口が約70億ですから、
IPv4だと1人に1つIPアドレスを割り当てることができません。

ましてスマホやモバイルルーターが普及したことで、1人で2つ3つの通信回線を
利用するようになってきているので、尚更IPv4だと足りないわけです。

そこで登場するのがバージョン6である「IPv6」で、
IPv6ではIPアドレスが約340澗個まで使うことができます。

「澗」は「兆」の1兆倍の1兆倍で、
340澗は地球上の石ころ全てにIPアドレスを割り当てても余るぐらいの数なんだとか。

IPv6では、IPアドレスが枯渇する心配が無くなるだけでなく、
パソコンやスマホなど以外にもIPアドレスが割り当てられるようになります。

いわゆる「IoT」というもので、エアコンや冷蔵庫、照明器具といった
通信とは関係の無い電化製品もインターネットに繋げられるようになったんですね。

通信速度が速くなるには「IPoE」が重要

IPv4やIPv6はIPアドレスのバージョンのことですから、
直接通信速度とは関係がありません。

IPv6で通信速度をアップさせるには、その次の「IPoE」が重要なんです。

IPoEは接続方式の1つで、
現在主に使われているIPv4ではPPPoEという接続方式が用いられています。

実はこのPPPoEには、通信速度を低下させてしまう大きな原因が2つあります。

その1つが、回線の最大通信速度とは別に、
最大200Mbpsの速度制限が設けられているということです。

先にも書いたように、光回線の最大通信速度は1~2Gpbsで、
モバイル回線だと700Mbpsぐらいです。

ところがIPv4 PPPoEを使って通信すると、これらとは関係無く、
通信速度が最大200Mbpsに制限されてしまうわけです。

最大1Gbpsの光回線を使っているのに、速くても100Mbpsを超えるのがやっとなのは、
このPPPoEの速度制限が原因だったんですね。

それからPPPoEでは、
網終端装置というところを通らないとインターネットを利用することができません。

網終端装置はETCの無い高速道路の料金所のようなもので、
利用者の多い時間帯には混雑しやすく、通信速度低下の大きな原因となります。

休日や夜になると通信速度が大きく落ちてしまうのは、
この網終端装置が混雑していることが原因の1つなんです。

IPv4 PPPoEで通信速度を低下させている大きな原因が、IPv6 IPoEに変わることで
両方とも無くなるので、通信速度が速くなる可能性が高いというわけです。

IPv4 PPPoEとIPv6 IPoEには互換性が無い

IPv6 IPoEは通信速度が速くなる可能性が高いとは言うものの、
現状ではその効果はほとんど体感できません。

なぜかと言うと、
今のところIPv6 IPoEに対応しているサイトやコンテンツが限られているからなんです。

実は従来のIPv4と次世代のIPv6の間には互換性がありません。

そのためIPv4にしか対応していないサイトやコンテンツを
IPv6 IPoEで利用することができないんです。

現状IPv6 IPoEに対応しているサイトはコンテンツは
 ・Google
 ・YouTube
 ・Facebook
 ・ネットフリックス
 ・ウィキペディア
 ・IPv6対応プロバイダの公式サイト
ぐらいしかありません。

その他大多数のサイトやコンテンツはいまだIPv4にしか対応していないので、
これらを利用する際には従来通りIPv4 PPPoEを使うことになります。

ほとんどのサイトやコンテンツで従来の通信方式を使うわけですから、
体感的に通信速度がアップしたとはならないわけです。

IPv6 IPoEにIPv4 over IPv6という技術を組み合わせることで、
ほぼ全てのサイトやコンテンツがIPv6 IPoEで利用できるようになるんですね。

プロバイダによっては、IPv4 over IPv6が組み合わされていない
IPv6 IPoEのサービスを提供しているところもあります。

通信速度の大幅アップを期待するなら、IPv6 IPoEではなく、
IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応した回線やプロバイダを選ばないといけませんよ。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使える光回線は?

光コラボレーションが開始されたことによって光回線事業者が爆発的に増えましたが、
その全てでIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が利用できるわけではないんです。

主な光回線サービスでIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応しているのは
 ・フレッツ光
 ・auひかり
 ・NURO光
 ・電力会社系光回線(コミュファ光、eo光など)
です。

auひかりやNURO光、電力会社系光回線でははっきり書かれていなかったりしますが、
いわゆる「デュアルスタック方式」が使われていると思われます。

同じフレッツ光の回線を使う光コラボレーションでも、
サービスによってIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使える場合と使えない場合があります。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応している主な光コラボレーションは
 ・ドコモ光
 ・ソフトバンク光
 ・So-net光
 ・ビッグローブ光
 ・@nifty光
 ・DMM光
 ・excite MEC光
 ・IIJmio光
 ・OCN光
などです。

ここに挙げたのは一部であり、これら以外にもIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に
対応している光コラボレーションはたくさんありますよ。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使えるプロバイダは?

一部の光コラボレーションや電力会社系光回線のように、
プロバイダ一体型でプロバイダを選ぶことができない場合は、
回線が対応していればIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が利用できます。

ところがフレッツ光やドコモ光のように複数の中からプロバイダを選ぶ場合には、
プロバイダも対応していないとIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使えません。

フレッツ光でIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応している主なプロバイダは
 ・GMOとくとくBB
 ・インターリンク
 ・@nifty
 ・BIGLOBE
 ・Gaming+
 ・かもめインターネット
 ・DTI
 ・Yahoo!BB
などです。

ドコモ光でIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使えるのは
 ・GMOとくとくBB
 ・So-net
 ・@nifty
 ・BIGLOBE
 ・DTI
 ・OCN
などです。

フレッツ光とドコモ光両方でIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が使えるプロバイダも多いですが、
片方でしか使えないプロバイダもあります。

例えばNTT系である「OCN」は、「v6アルファ」という
IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6サービスが使えるのは「ONC光」と「ドコモ光」だけです。

同じNTT系でも、フレッツ光だとOCNをプロバイダにしても
「v6アルファ」は使えないので注意しましょう。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6を使うにはお金が掛かる?

光回線に限らずインターネット回線では、
通信速度が速くなるのと言うのは何よりも大きなメリットです。

それだけにIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6を利用するには、
結構高い料金が必要だと思っていませんか?

実際フレッツ光などで、通信速度が最大100Mbpsのプランから
最大1Gbpsのプランに変更すると料金が高くなります。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6で通信速度が速くなっても、
料金が掛かるんだったら使うのを考えるという人も居るでしょう。

「IIJmio光」ではtransixを利用するのに月額800円のオプション料金が必要ですが、
これは例外と言っても良いぐらいです。

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応している多くの光回線やプロバイダでは、
無料で利用できるようになっています。

対応ルーターが必要な場合も

IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6を利用するには、
それに対応したホームゲートウェイやWiFiルーターが必要となります。

利用自体は無料でも、IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6に対応したホームゲートウェイや
WiFiルーターを用意するのにお金が掛かる場合があります。

特にv6プラス以外の
 ・IPv6オプション
 ・v6アルファ
 ・IPv6高速ハイブリッド
 ・transix
は対応ルーターが市販されておらず、回線事業者やプロバイダから
有料でレンタルするしか調達する方法が無い場合があります。

光電話を利用するのに必要なホームゲートウェイは無料でレンタルできることも
ありますが、WiFiルーターは有料だと思った方が良いかもしれません。

v6プラス対応ルーターは市販されているので、
月額料金の掛かるレンタルよりは安く済む可能性が高いです。

またプロバイダによっては無料でレンタルできたりもするので、
上手く行けば全くお金を掛けずにIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6が利用できます。

しかしIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6を利用するのであれば、
基本的にホームゲートウェイやWiFiルーターの調達にお金が掛かると
思っておいた方が良いですね。

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